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警備業務管理システムの選び方と費用|機能と料金

警備会社の管制業務は、現場と隊員の組み合わせ、上番・下番の確認、契約先への報告書、給与と請求、警備業法で備え付ける書類まで、多くの記録を扱います。これらを一つにまとめる警備業務管理システムは、扱う範囲と料金の決まり方がサービスごとに違います。ここでは、選ぶときに確認する点と、主なサービスの公開料金を整理します。

本記事の料金は 2026 年 9 月時点の各社公式ページの情報です。「要問い合わせ」は公式ページに金額の記載がないものです。最新の料金と税の扱いは、各社の公式ページでご確認ください。

警備業務管理システムが扱う範囲

業務主な機能
管制・配置現場ごとの必要人数と勤務時間、隊員の配置、休み希望、資格の確認、重複の防止、自動配置
上番・下番と勤怠スマホからの報告、打刻の位置の記録、勤務時間・休憩・残業の集計
報告書現場での報告書の作成、契約先の受領のサイン、PDF での送付
給与と請求日給・残業の計算、給与ソフトとの連携、契約先への請求書
法定書類と教育警備員名簿、教育計画書と実施の記録、指導計画書、苦情処理の記録、立入検査の準備

すべてを一つのサービスで扱うものもあれば、管制と配置、または教育の記録に絞ったものもあります。今の業務のうち、どこに最も時間がかかっているかを先に決めると、比べる範囲が絞れます。

選ぶときに確認する点

配置の条件

配置の画面では、現場ごとの必要人数、必要な資格、隊員の休み希望、同じ時間帯の重複、組ませない隊員の組み合わせを、どこまで自動で確認できるかを見ます。自動配置がある場合は、提案を確認してから反映できるか、同じ現場への継続配置を優先できるかも確認します。

上番・下番の方法

報告の方法は、スマホのアプリ、QR コードの読み取り、メール、電話の音声ガイダンスなどがあります。スマホに慣れていない隊員がいる会社では、複数の方法を選べるかが重要です。打刻のときの位置の記録と、記録の見方も確認します。

報告書と契約先

契約先の担当者に画面でサインしてもらえるか、紙にもらったサインを記録に付けられるか、PDF を契約先に送れるか、送付と受領の状況を一覧で見られるかを確認します。報告書の電子化で契約先と合意しておく点は「警備報告書の電子化」にまとめています。

法定書類と教育

警備業法施行規則第 66 条は、警備員名簿、教育計画書と教育の実施記録、指導計画書、契約ごとの書類、苦情処理の記録などを営業所に備え付けることを定めています。配置や教育のデータから、これらの書類を作れるかを確認します。

法定教育の時間は、施行規則第 38 条で、新たに従事させる警備員は原則 20 時間以上、現に従事させている警備員は原則として毎年度 10 時間以上と定められています(資格や経験による区分があります)。教育の記録から、隊員ごとの受講時間と不足を確認できると、年度末の確認が楽になります。

料金の決まり方

公開されている料金を見ると、決まり方は主に 3 つです。

  • 隊員数の段階で決まる:〜30 名、〜50 名のように、登録できる隊員数でプランが分かれ、上位のプランで機能が増えます
  • 隊員 1 人あたりで決まる:月額が隊員数に比例します。隊員数が季節で増減する会社は、どの時点の人数で請求されるかを確認します
  • 買取型:ソフトを一括で購入し、保守費用を毎月払います。自社の環境で運用する形です

このほかに、初期費用、導入時のデータ移行、給与ソフトや会計ソフトとの連携のカスタマイズに費用がかかることがあります。見積りは、隊員数・営業所数・必要な機能をそろえて取ります。

主なサービスの公開料金(2026 年 9 月時点)

サービス提供会社公式ページの料金補足
警備スマート管理クリエイトシステム合同会社初期費用 0 円。無料版(〜5 名)0 円、ベーシック(〜30 名)月 4,980 円、スタンダード(〜50 名)月 8,980 円、プレミア(〜100 名)月 29,800 円(税別)スタンダード以上で AI の自動配置、プレミアで給与・勤怠の連携と請求書。買取版は 480,000 円〜と保守月 10,000 円〜(税別)
警備フォースアトミックソフトウェア株式会社月額 26,000 円〜月額は利用する隊員数で変動
日報365 for 警備株式会社オーク情報システム要問い合わせ料金は警備員数で異なる
管制帳フコクシステムサービス株式会社要問い合わせパッケージソフト
警備業システム株式会社シフト要問い合わせ
警備サインシャノン合同会社(パートナー企業と共同運営)初期費用 20 万円、月額 隊員 1 人あたり 500 円(税別)隊員数・現場数・導入オプションに応じて見積り

1 人あたりの料金は、隊員数を掛けて比べます。警備サインの場合、隊員 50 名で月額 25,000 円(税別)です。

費用以外に確認すること

  1. 隊員の端末:全員がスマホを持っているか。持っていない隊員の報告をどう受けるか
  2. 段階的な導入:1 営業所、または上番・下番の報告だけから始められるか
  3. 既存データの移行:隊員・現場・契約先のデータを取り込む方法と、その作業を誰が行うか
  4. 給与と請求:勤務の実績を、今使っている給与ソフトや会計ソフトに渡せるか
  5. 導入までの期間:申し込みから使い始めるまでの期間と、隊員への説明の支援

警備サインの位置づけ

シャノンの「警備サイン」は、管制・配置・上番下番・報告書を一元管理するクラウドシステムです。

  • 配置:月別のカレンダーで現場ごとの必要人数と勤務時間を管理し、隊員と車両の配置をドラッグ&ドロップで調整します。AI 配置は、必要人数、隊員の休み、組ませない隊員、重複の回避、必要な資格を同時に考えて配置案を作り、同じ現場への継続配置を優先します。プレビューで確認してから反映します
  • 上番・下番:隊員がスマホで報告し、報告のときの位置が記録されます
  • 報告書:契約先の担当者の画面へのサインと、紙のサインの画像の両方に対応し、送付・受領の状況を一覧で確認できます。PDF はまとめて出力し、メールで送れます
  • 法定調書と教育:別契約のサービスで、ログインは共通です。警備員名簿、教育計画書、指導計画書、苦情処理の記録などの管理と立入検査用の一括出力、新任・現任の法定教育のテンプレートと e-learning の受講管理を扱います

料金は初期費用 20 万円、隊員 1 人あたり月額 500 円(税別)で、お申し込みから最短 1 週間で使い始められます。配置の考え方は「警備員のシフト・配置管理のシステム化」にまとめています。導入の相談はお問い合わせから受け付けています。

出典

よくある質問

警備業務管理システムの費用はいくらですか?

料金を公開しているサービスでは、隊員数の段階で月額が決まるもの(数千円から数万円)と、隊員 1 人あたりの月額で決まるものがあります。初期費用が別にかかるもの、買取型のものもあり、多くのサービスは問い合わせのうえで見積りです。

警備業務管理システムで最初に確認することは何ですか?

どの業務までを一つのシステムで扱うかです。管制と配置だけか、上番・下番と勤怠、契約先への報告書、給与と請求、警備業法の備付書類と教育の記録まで含むかで、選ぶサービスと費用が変わります。

法定教育を e-learning で行えますか?

警備業法施行規則第 38 条で、電気通信回線を使う講義は、受講者の本人確認、受講状況の確認、知識の習得状況の確認、質疑応答の機会の確保をすべて満たすものに限られています。e-learning の機能を使う場合は、この条件を運用で満たせるかを確認します。

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